第20回総会が開催されました。

2月4日(土)加賀脳卒中地域連携協議会 第20回総会が開催されました。

昨年に続きオンライン開催し61名の方にご参加いただきました。

各委員会の活動報告を委員長の先生方よりご発表いただきました。

1)加賀パス運用促進委員会:金沢医療センター 坂尻 顕一 先生より

・加賀パス改定について

2)情報分析・IT促進委員会:石川県立中央病院 内山 尚之 先生より

・脳卒中画像伝送システムJoinの機器更新について

3)生活期連携委員会:やわたメディカルセンター 池永 康規 先生より

・コラボ研修会について

特別講演として、

金沢大学医薬保健研究域保健学系 老年リハビリテーション看護学分野

准教授 正源寺 美穂 先生  に講演いただきました。

脳卒中患者に対する継続排尿自立支援の効果

脳卒中患者は、急性期の早い段階からADLを維持・拡大するためにリハビリテーションを行い、病期に応じて施設を移動しながら、在宅への復帰を目指します。排泄が自立してできないことも在宅復帰を阻害する要因であることから、排泄自立の支援は重要です。日本では、医師、看護師、理学療法士/作業療法士からなる排尿ケアチームが、多職種連携して排尿自立を支援することが2016年に保険収載されました。しかし、急性期だけでなく、その後、排尿自立支援を継続させることへの理解や連携体制には課題があるようです。
加賀地域では、複数の病院が継続排尿自立支援に取り組んでおり、その効果が研究からみえてきました。今回は、加賀脳卒中連携パスのデータベースを用いた研究を紹介させて頂き、望ましい看護や多職種連携、今後の展望などをお話したいと思います。

正源寺先生、貴重なお話しをありがとうございました。

ご参加いただいた皆さま、ご協力いただいた皆さまにも感謝申し上げます。

次年度開催時もぜひご参加いただきますようお願いいたします。