第13回 日本海脳卒中医療連携セミナーを行いました。
4月28日に第13回目となる日本海脳卒中医療連携セミナーを行いました。
今回のセミナーでは「兵庫医科大学病院 リハビリテーション部 主教授 道免 和久 先生」「東京大学 医学教育国際研究センター医学教育学部門(加齢医学講座)教授 江頭 正人 先生」にお越しいただき、ご講演をしていただきました。
道免先生には、麻痺した手の使用頻度を上げることで改善を促すCI療法についてお話ししていただきました。使用頻度を上げるためには患者さんが自ら麻痺した手を使おうとする行動変容を起こさなければならない。その行動変容を支援するのがCI療法の本質であることがよくわかりました。
江頭先生には、フレイル(虚弱)高齢心房細動患者においては出血合併症が多いとの結果が示されましたが、では虚弱にならないためにはどうすればよいのか?結局本人が自ら運動し栄養を取り、人と交流するなど行動変容を起こさなければならない。どんなに優れた薬を使おうとも患者さんの行動変容が伴わなければ効果がない。医学において一番大事なことは行動変容を支援することなのではないか、そしてその行動変容を一番支援できるのはリハビリテーションではないのか、と感じることができました。
今年も学びの多いセミナーでありました。
道免先生、江頭先生誠にありがとうございました。
道免先生
江頭先生
【プログラム】
開会挨拶
石川脳卒中地域連携推進協議会 会長 中田 光俊 先生
SessionⅠ 16:00~16:50
石川県における脳卒中地域連携パスの現況
座長:能登脳卒中地域連携協議会 会長 川北 慎一郎 先生
① 能登エリア報告
能登脳卒中地域連携協議会 会長 川北 慎一郎 先生
② 加賀エリア報告
加賀脳卒中地域連携協議会 会長 池田 清延 先生
SessionⅡ 17:00~17:45 特別講演
座長:加賀脳卒中地域連携協議会 副会長 池永 康規 先生
「脳卒中リハビリテーション関連(仮)」
演者:兵庫医科大学病院 リハビリテーション部
主教授 道免 和久 先生
SessionⅢ 17:45~18:30 特別講演
座長:加賀脳卒中地域連携協議会 副会長 池田 正人 先生
「脳卒中予防関連(仮)」
演者:東京大学 医学教育国際研究センター
医学教育学部門(加齢医学講座)教授 江頭 正人 先生
閉会挨拶 加賀脳卒中地域連携協議会 会長 池田 清延 先生