第11回総会を開催いたしました。

☆生活期→急性期連携構築へ☆

加賀脳卒中連携協議会総会を行いました。今回のメインイベントは症例検討会です。同一症例について急性期、回復期、生活期それぞれの担当者から経過が報告され、150名を超す参加者全員で振り返りました。 右中大脳動脈領域の広範な脳塞栓、ADL全介助の症例でしたが、生活期では左側無視も改善し生活リズムが整いつつあることが報告されました。 ADL改善が得られない症例でも、長期的に改善を得ることが出来、その方に相応しい生活を構築していくことが可能であることが示され、大変有意義な症例検討となりました。

今回一番嬉しかったのが、生活期→急性期の連携が徐々に構築されてきていることです。生活期施設内で症候性てんかん発症したのですが、本総会に施設職員、施設の嘱託医、急性期病院の神経内科医が参加していて、症例検討会の場で直接アドバイスや情報交換が出来ていました。 生活期→急性期の連携ができるといよいよ循環型の地域となります。こうなると好循環が生まれ、一般に敷居が高いと思われている?県立中央病院クラスの優秀な医師の皆さんとも情報交換しやすくなり、強固な地域連携が形成されます。今後もこういったきっかけを作る活動を地道に継続していきたいと思います。よろしくお願い致します。

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質疑応答 IMG_1115 - コピー